聖光中学入試国語傾向
聖光学院中国語の傾向と対策
① 出題の傾向
大きな特徴は2つ
語句の問題の難易度が高い
物語文が独特
大問は4問構成
文字数は9000文字程度
漢字は大問で5題程度
知識が大問で5題
(過去5年間:和語・慣用句・同音異字・和語・慣用句)
小説文と論説文が1題ずつ
選択肢が5つあるので絞りづらい
記述は5題程度(20字~60字)
② 出典の傾向
ア 特 徴
全て近年の文章からの出題
そのうち、前年のものは4つ
小説文は短編からの出題が多く、当校独特なので出題予想的中が困難
「死」を扱った小説も出題される
説明文は、他校の近年の出題傾向と合致していて予想可能
イ 過去5年の出覧
☆2021年入試
・「山を刻む」『月まで3キロ』所収
伊予原 新 2018年12月 新潮社
・「面白いとは何か」
森 博嗣 2019年9月 ワニブックス
☆2020年入試
・「さざなみのよる」
木皿 泉 2018年 河出書房新社
・「中国哲学史研究ノート」
加地 伸行 大阪大学中国学会
☆2019年入試
・「さいごの毛布」
近藤 史恵 2016年10月 角川
・「脳には妙なクセがある」
池谷 裕二 2013年12月 扶桑社
☆2018年入試
・「彼女の中の絵」『自由なサメと人間たちの夢』所収
渡辺 優 2017年1月 集英社
・「モラルの起源」
亀田 達也 2017年3月 岩波新書
☆2017年入試
・「生きるぼくら」
原田 マハ 2015年4月 徳間文庫
・「五感の哲学」
加藤 博子 2016年5月 ベスト新書
③ 対 策
・ 説明文は頻出テーマを反復練習
・ 物語文は、かなり独特な出題なので難関校の高校入試問題の改題などをやるとよい
特に、近2年は登場人物が大人ばかりの小説が出題されている。
・ 記述問題は、必ず指定語数近くを書ききる
演習を通じて、書き言葉語いを増やす
(スラスラ書けるように)
☆ 大事なポイント
解答の中心を意識して書く
自分の言葉で出来るだけ多く書く
書いたものをほめてあげる
模範解答は必ず音読してまねる
・ 慣用句や和語は出来あいのテキストではなく、早期から自分のノート作るなどの対策が必要
・ 過去問演習
早期に1回解く、その後も定期的に解き成長を確認
1月は集中的に解く「聖光の国語に類似校なし!」
10年分は解く
・ 他校の過去問
段階的な学習
① 説明文の記述(本文中の言葉を用いて書く)
⇒物語文の記述(自分の言葉で言い換えて書く)
② 成蹊(記述基礎)⇒ 学習院女子(記述発展) ⇒ 開成・駒場東邦(物語「難」)